耐震・制震リフォームのすすめ
地震大国・日本。
2011年の東北地方太平洋沖地震、2016年の熊本地震など近年も大型の地震による甚大な被害があり、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。
もはや地震は日本全国において、いつどこで発生するか分からない身近な自然災害として対策が求められています。
更に、この浜松市は近い将来「南海トラフ巨大地震」の震源地として大きな被害を受けるのでは……と予想されているエリアです。
しっかりと対策を実施しておき、突然の地震にも困らない家づくりをしませんか?
このページでは地震対策において重要な耐震工事と、その要と浜松ショールームが考える制振についてご紹介します。
耐震工事の基本情報
耐震工事の重要性については、おそらくご存じの方が多いはず。
現在施行されている建築基準法(昭和56年6月1日~)では一定の耐震基準値が定められており、これ以前の建築物についてはこの基準値をクリアしていない(改修の必要がある)可能性があります。
この耐震基準値をクリアするための診断やリフォームには各市町村から補助金も出ており(診断のみであれば無料であることも)、どちらも推奨されています。
なお、浜松市の補助金制度についてはこちらに詳しく記載がありますが、制度について不明な点がある場合や、ご不安がある場合はニッカホームでもお話しを聞くことができますので、お気軽にご相談ください。
耐震工事とあわせて実施したい「制振」
リフォームのプロとして今回ご紹介したいのは、「制振工事」です。
「耐震」との違いは何か?と思われることと思いますので耐震工事についてシンプルにまとめますと、耐震とは建物を固く・強くすることで地震の力に耐え、負けない建物にする構造です。
では「制振」とは?
「耐震」という言葉に比べ、「制振」という言葉は聞きなれない方も多いかもしれません。
制振とは、「耐震」「免震」と並ぶ地震対策のひとつ。 建物へ影響を及ぼす地震力を、建物内部の機構(制振装置)によって減衰させる・地震力の増幅を防ぎ、建物自身の振動を低減させることを指します。
耐震構造のみ
耐震構造でも地震が発生すれば揺れます。
繰り返し地震が発生すると「耐震」は徐々に劣化し、新築当初の耐震性能を保つことは困難です。
耐震+制振構造
耐震+制振構造なら、「制振」が「耐震」の負担する力を少なくできるので、耐震性能の劣化を緩やかにすることができます。
「耐震」は建物を守り、「制振」は「耐震性能」を守ることで、長期的に建物を守り続けます。
制振装置「ダイナコンティ」
今回ご紹介する商品でわかりやすく説明すると、地震の揺れのエネルギーを制振装置「ダイナコンティ」が吸収します。
このダイナコンティが建物の傾きを約1/2※軽減し、建物全体への地震の影響を軽減します!
※一定条件における簡易解析による
- 小さな揺れから大地震まで、効果を発揮します!
- 製品は個別管理、10年の製品保証付です。
- 新築・リフォームに使えます。【フラット35】適用・省令準耐火構造技術基準。
- 大学教授(建築学科)・一級建築士と共同開発。
製造は信頼のヤマハモーターハイドロリックシステム社による国内生産。 - 住宅の専門家とダンパーを知りつくりしたモータースポーツ関連メーカーが鋭意を集結した制振装置です。
耐震+制振リフォームのメリット
制振リフォーム後、揺れが軽減されることで生まれるメリットには
- 人が感じる地震の恐怖感が少なくなる
- 建物が崩壊する可能性が低くなる
- 設置箇所のみで効果が出るため、耐震工事と違って付帯工事が少ない
といったものがあります。
ダイナコンティの場合、更に加えて
- 低コストで対応ができる
- 施工が簡単なため短時間で対応可能
というメリットも挙げられます。